イギリスではバーバリーと並んで権威があるブランド…それが「アクアスキュータム(Aquascutum)」です。
もともとアクアスキュータムは、1851年にジョン・エマリーがオープンした高級紳士服店「エマー&カンパニー」を起源としています。
そして1853年、防水加工を施した素材を開発したことを契機に「アクアスキュータム」にブランド名を変えたのです。
(ちなみにアクアスキュータムは造語で、ラテン語で「水(Aqua)/楯(Scutam)」を組み合わせたものです。)
それ以降の経緯として…
○1854年=極東ロシアのクリミア戦争をヒントにラグラン袖の防水加工コートを考案。
○1897年=英国王室ご用達ブランドとなる(エドワード7世)。
○1890年= 防水加工された婦人物コートの生産販売。
○1927年=第一次セ世界大戦に使用されていたトレンチコートを男性用/女性用に改良して生産販売。
こうした経緯からわかるように、アクアスキュータムはその時代とともにブランドが成長していったのです。
そして現在、アクアスキュータムはコートなどのアパレル関係以外にも、「眼鏡/筆記具/靴/寝具/ジュエリー」といったさまざまなアイテムを世界展開しています。
(日本におけるアクアスキュータム→21社にも及ぶサブ・ライセンスによって販売されています。)
ある意味、アクアスキュータムの歴史は世界の歴史でもあるのです。
そうした世界観(歴史観)を感じてみたければ、アクアスキュータムを自身の身体で実感してみてはいかがでしょう。