1940年、イタリア・ミラノで生まれたジンモ・エトロは、1968年にテキスタイルメーカーとして「エトロ」を設立しました。
そして1970年代にテキスタイルメーカーとして評価を勝ち得るとともに1981年になると、ジンロは自らが作り出した紋様を発表します。
その紋様こそ、ペイズリーでお馴染の「カシミール紋様」です。
ジンロはカシミール紋様を様々な製品にあしらいます…テキスタイル(生地)はもちろんのこと、家具/カーテン/毛布/ガウン等々…そうした製品に「ETRO」というブランド名を名付けたのです。
ジンロが作り出したカシミール紋様「ETRO」はは瞬く間に世界中に広がり、1985年には200種類以上にも及ぶカシミール紋様をあしらった製品が次々と発表されたのです。
これほどまで世界中の人々が熱狂した「ETRO」のカシミール紋様には、今までの概念を突き破ったデザイン性(大胆な色彩)があったのです。
柄に柄を合わせる~色と色をぶつける~そうした奇抜さの中にもエレガント性が見られること…それが「ETRO」の魅力だったのです。
1988年になると「ETRO」は日本でも販売されるようになり、一大旋風を巻き起こしたことは言うまでもない事実です。
今現在、「ETRO」はジンモ・エトロの子どもたち(ヤコポ/キーン/イッポリト/ヴェロニカ)によって受け継がれています。
メンズウェア・ウィメンズウェアから、ネクタイ・ショール・小物類を加えたのアクセサリー分野だけでなく、香水まで発表するトータルブランドに成長した「ETRO」。
是非、みなさんも「ETRO」の世界観を自分自身の肌で感じてみてはいかがでしょう。