サングラスやキャップといった、日用品カジュアルに力を入れているブランドがオークリー(OAKLEY)です。ジム・ジャナード氏が1975年に設立し、本社はアメリカカリフォルニア州にあります。ウリの1つであるサングラスには徹底したこだわりがあり、「あらゆる状況下においてどのように眼を守るか?」がコンセプトになっています。日本国内においては経験するケースもありませんが、驚くことにオークリーのサングラスは至近距離で散弾銃に撃たれても割れないという優れた耐久性が備わっているのです。銃社会と言われるアメリカならではのライフスタイルブランドと言えるのかもしれません。米軍特殊部隊に採用されているサングラスということで、1度は高機能な一品を手にしたいものです。
そんな特殊仕様の技術を生み出していく中で、オークリーは600近い特許を取得しており、時計やバッグにも特異な製法は施されているのです。日本国内ではスポーツ選手に愛用者が多く、イチローや宮里藍、馬場ゆかり、朝日健太郎さんらが使用しています。これまではスポーツ選手にファンの多かったオークリーですが、1998年にはフットウェアや時計市場にも参入し始めます。2004年からは眼鏡の取り扱いをスタートさせ、より身近なスポーツブランドとなりつつあるのです。人気ブランドではあるものの、独特な層をターゲットにしていたため一部の方にしか知られていなかった会社、それがオークリーです。参入ジャンルの幅を広げた今、これからの展開が気になるところです。