サッカー選手に愛用者が多く、裏原系ファッションの中でも「大人らしさ」を求める人から人気のブランドがソフネット(SOPHNET.)です。カジュアルラインとなるため、着こなし方を間違えるとヤンチャな子供っぽい印象となりますが、アウターやシューズを上手に着こなせばエネルギッシュな大人の男性へとその見た目も変わるといった不思議な魅力あるブランドです。ジャケットやシャツ、Tシャツ、パーカー、キーホルダー、イージーショーツ、帽子、ベルトと取り扱い範囲の幅は広いです。
さて10代から30代の男性に評判のソフネットですが、1998年に日本人デザイナーの「清永浩文」氏が設立しました。創業者の清永浩文は女優の小島聖さんと結婚したことの方が、世間的なイメージとしては強いかもしれません。彼はもともとフランスのファッションブランド・アーペーセー(A.P.C.)にて、スタッフを務めていました。本人曰く、デザイナーとしての仕事には就くことができず、半ばパシリのような仕事をしていたそうです。つまりソフネットは清永浩文が一か八かで立ち上げた、自分の生きた証を残すために生まれた会社なのです。
服飾専門学校に通った経験もなく、A.P.C.では雑用に追われる日々であったため、設立当初は右往左往する日々が続きました。しかし独自の直観力と感覚により、ファッショナブルなデザイン性が若い男性を中心に支持されていくのです。SOPHには「粋」という意味が込められており、「機能性の高い日常着」がコンセプトとなっています。