バーバリーロンドン(BURBERRY LONDON)は名称からも分かる通り、トーマス・バーバリー氏が1856年に創立した、イギリスを代表するブランド・バーバリーの分家となります。クラシックなデザインが特徴的で、世界中のセレブがトレンチコートを愛用していることでもお馴染みです。ただしバーバリーロンドンを語る上では、三陽商会という会社の説明が必要となるでしょう。なぜならバーバリーロンドンにはライセンス品とインポート品の2種類が存在しているからです。
ライセンス品とは、日本の三陽商会がバーバリーロンドンというライセンスのみを購入し、オリジナルの技法で制作しているアイテムのことです。逆にインポート品は本家BURBERRYの手掛ける一級品となります。つまり品質的な違いが両者にはあるのです。もちろんライセンス契約というのは看板を貸すことと同じですので、三陽商会から発表される商品にもオリジナルらしい良さはあります。ただし三陽商会とバーバリー社の契約は2015年に終了する予定であるため、ライセンス品を愛用していた人にとっては死活問題となるかもしれませんね。なぜならインポート品と比べれば、お値段も手頃といった魅力もありましたので。
本家の作るバーバリーロンドンアイテムは重圧を感じさせる、重みや高級感があります。ライセンス品よりも値段が2・3倍高く、高級素材にこだわって作られています。三陽商会との関係性次第では、ニーズや購入者層も大幅に変わりそうですね。