アパレル・ファッションブランドが人気を高める要因の1つに、芸能人の着用や愛用が挙げられます。日本であれば旬の芸能人が愛用をしているというだけで、ファンを中心にニーズが高まり、メディアの力も後押しし一躍有名ブランドへと上り詰めていくのです。日本にも同様のファッションブランドが複数あり、その1つがヒステリックグラマー(HYSTERIC GLAMOUR)という日本オリジナルブランドだと言えるでしょう。
ヒステリックグラマーはアパレル会社「オゾンコミュニティ」のファッション専門ラインです。オゾンコミュニティへ入社した北村信彦氏が、1984年に設立したブランドとなります。1986年には原宿に直営店をオープンし、1998年にはヒステリック・グラマーUSAを発表。ブランド立ち上げ当初はレディースブランドというコンセプトのもとで作品を手掛けていましたが、2001年からはメンズアイテムにも着手。「ヒステリックグラマー=オシャレ」という金字塔を打ち立てたのは、日本を代表するイケメンこと木村拓哉さんによるところが非常に大きいと言えるはずです。実際にテレビドラマやバラエティ、プライベートにて、木村拓哉さんがヒステリックグラマーのTシャツやデニムを愛用している姿を見かけることも珍しくありません。
また1960年から1980年代のサブカルチャー要素をアイテムの1つ1つに取り入れ、現代に蘇らせていることでも有名です。トレンドに流されないという、その強い主張が筋の通った大人の男性から人気なのです。